この記事の目次
- インフラエンジニアとは?どんな仕事?
- 未経験からインフラエンジニアになるには?
- 年収とキャリアパス
- 必要なスキルと学習方法
- 学習ロードマップ(1〜3ヶ月)
- よくある質問Q&A
- まとめ:安定志向にもおすすめなIT職
インフラエンジニアとは?どんな仕事?
インフラエンジニアとは、サーバー・ネットワーク・クラウドなどのITインフラを設計・構築・運用するエンジニアです。
「ITインフラ」とは、インターネットを通じてWebサイトやアプリが動くために必要な“裏側の仕組み”のこと。 私たちが普段使っているSNSやECサイト、企業のシステムも、すべてインフラが正しく動いているからこそ成り立っています。
たとえば、あなたがスマホで通販サイトにアクセスしたとき、
- 正常にページが表示される
- 情報が安全に処理される
- システムが落ちずに24時間使える という状態を支えているのが、インフラエンジニアです。
ITの裏側を支える“縁の下の力持ち”として、企業や社会の安定を守る重要な役割を担っています。
Webサービスや業務システムなど、すべてのITは“土台”が必要です。 その“土台”を支えるのがインフラエンジニアの役割。
主な業務内容
- サーバーやネットワークの設計・構築
- システムの監視・障害対応・保守
- セキュリティ対策・バックアップ設定
- クラウド(AWS、Azure)環境の運用
地味に見えるかもしれませんが、**トラブルを未然に防ぎ、安定稼働を支える“縁の下の力持ち”**的存在です。
なぜ未経験でも挑戦できるのか?
インフラエンジニアは「専門職」のイメージがありますが、実は未経験からでも挑戦しやすい要素がそろった職種です。
未経験でも安心の理由
- 初心者向けの求人が多い:監視オペレーターや運用保守など、入り口ポジションが多く用意されている
- マニュアルが整っている:トラブル対応や操作手順は手順書があり、最初はその通りに実行すればOK
- 社会人経験が活かせる:報告・連絡・相談、チームでの協力など、前職の経験が強みにできる
- 学習環境が充実している:ネットワークやLinuxは初心者向けの教材が豊富で、学習のハードルが低い
最初は不安でも、「順を追って身につけられる」「評価されやすい環境がある」からこそ、多くの未経験者がチャレンジしやすいのです。
インフラエンジニアのやりがい・魅力とは?
インフラエンジニアは“派手さ”はないかもしれませんが、その分「安定性」「社会的意義」「成長実感」が強い仕事です。
💡 この仕事の魅力
- 縁の下の力持ちとして社会を支える実感
- サービスやシステムが安定稼働していることに、自分の技術が関われている喜びがある
- 学べば学ぶほどスキルが収入に直結
- 手を動かして覚えたスキルが、そのまま現場で役立つので自己成長を実感しやすい
- キャリアパスが明確&将来性がある
- インフラ→クラウド→セキュリティなど、技術者として長く活躍できるルートが豊富
- チームで支え合う一体感
- 設計から運用まで多くの人が関わる分、コミュニケーションや連携の中でやりがいを感じやすい
特に「裏方で支える仕事が好き」「安定して働きながらスキルアップしたい」という方には、ぴったりの職種です。
未経験でも、以下のようなルートでインフラエンジニアになることは可能です。
主な入り口
① 監視オペレーター・運用保守からスタート
- システム監視、アラート対応などから始める初心者向けポジション
- 夜勤ありの求人が多いが、手取り早く現場経験を積める
② スクールや講座で基本を学ぶ
- ネットワーク基礎・Linux操作・クラウド基礎などを短期で学べる
- 無料の研修付き求人や、就職支援付きスクールもあり
③ IT業界経験者がキャリアチェンジ
- ヘルプデスクやサポート職からインフラ構築に転向
- 現場のIT知識を活かしてステップアップ
年収とキャリアパス
年収の目安
経験年数 | 年収目安 | 内容 |
---|---|---|
未経験・運用監視 | 280〜350万円 | アラート確認、システム監視、簡単な対応 |
構築エンジニア(中堅) | 400〜550万円 | サーバー・NW構築、クラウド設計など |
上級エンジニア | 600万円〜 | 設計〜構築の全体管理、セキュリティ対応など |
キャリアパスの例
- 運用監視 → 構築エンジニア → 設計エンジニア → ITアーキテクト
- 運用監視 → 情報セキュリティエンジニア
- インフラ → クラウドエンジニア(AWS、Azure)
クラウドスキルや資格を持っていると、収入と選択肢が一気に広がります。
必要なスキルと学習方法
重要な基礎知識
- ネットワーク基礎(IPアドレス、ルーティング、DNSなど)
- サーバーOS(Linuxの操作やコマンド)
- クラウドの基礎(AWSのサービス構成)
おすすめ学習方法
- ProgateやドットインストールでLinuxやネットワークを学ぶ
- 書籍『Linux標準教科書』『ポケットスタディ CCNA』など
- AWS公式ハンズオン(無料あり)で実際に触ってみる
学習ロードマップ(1〜3ヶ月)
1ヶ月目:基礎用語と操作に慣れる
- ネットワークの全体像を掴む(YouTube・図解本)
- Linuxの基本コマンド(ls、cd、mkdir、chmodなど)を学習
2ヶ月目:構築体験&資格対策スタート
- 仮想環境(VirtualBoxなど)で構築練習
- AWSアカウント作成→EC2やS3などのハンズオン
- CCNAやLinuCの試験範囲をざっと確認
3ヶ月目:実践スキルを深める&応募準備
- 模擬プロジェクト:小さな構成でインフラ設計を試す
- 履歴書・スキルシートに学習経験を記載
- エージェント登録して未経験求人に応募
よくある質問Q&A
Q. 夜勤は避けられませんか?
→ 初期の運用監視職は夜勤がある場合も多いですが、スキルアップに応じて日勤の構築系職種に移れます。
Q. 文系・未経験でも通用しますか?
→ はい、大丈夫です!トラブル時の対応力や慎重さが評価されるため、文理関係なく活躍している人が多いです。
Q. クラウドだけ学ぶのはNGですか?
→ クラウド単体よりも、ネットワーク・OSと一緒に学んだ方が実務では活かしやすいです。
まとめ:安定志向にもおすすめなIT職
インフラエンジニアは、派手さはなくても堅実にスキルアップ&年収アップを目指せる安定職です。
- 現場で評価される「仕組みを支える力」
- 初心者向けポジションが豊富で入りやすい
- 資格やクラウド経験でステップアップできる
「手に職をつけたい」「腰を据えて働きたい」 そんなあなたにこそおすすめの職種です!